「私達の中にあるもの」
ここでは、スタッフの思いを綴っていきます。
私達は自分の中にあるものしか投影できないのです。共感したいなら自分の中の感受性を高めなければなりません。 美しいもの、喜び、悲しみ、感動、笑顔、涙。受け取る事のできる感性を磨いていきたい。
クリスマス演奏会を無事に終えました
2014年12月26日

こんにちは、管理者の原田です。今年で二回目となるクリスマス演奏家~キャンドルの夕べ~を無事に終えました。
「ご縁があった方々と共に、鎮魂と慰めと癒しの時を共有したい」そんな思いで昨年度から始めさせていただいた取り組みです。私たちは在宅療養者さんの医療従事者として活動をしておりますが、単に医療を提供するだけではなく、共に生きることを分かち合う者として、何かできないか?と手さぐりの中での取り組みでした。
去年よりも来て下さる方や、お手伝いのスタッフ、そして子供たちが増えました。今年は50名ほどが集いました。入口付近にいたスタッフから皆様のご様子について後からお聞きしたのですが、大切な人のお看取りにかかわった方々は、揺れるキャンドルライトとバイオリンの調べに思いがあふれて、そっと涙をぬぐっていらっしゃったそうです。後ろの方では「クリスマスソングメドレー」や「アナ雪のテーマ」では子供たちが小さな声で歌ったり、「アナ雪」のエルサ(ディズニーのキャラクター)になりきって踊ったりしていたとのことでした。
このように、老若男女が一堂に集い、生の演奏を身近な人が演奏し、キャンドルの灯りに万感の思いと感情をあふれさせたり、子供たちが無邪気に過ごせたりする場、というのはとても非日常的で特別な空間です。人は太古の昔からこのような場を必要としていたはずです。「特別な時」を準備して共に集い、火を囲み、音楽を奏でることで、言葉を超えた思いを共有したりしていたのではないでしょうか。人が失ってしまったものを取り戻せる場がこの会の中にあるのかもしれないと感じました。魂や様々な思いが浄化され、子供たちの声に命のバトンリレーを感じ、癒される場として、これからも続けていけたらと思います。
また、来年も皆さまのお越しをお待ちしています。ありがとうございました。
今年も営業日は今日で終了です。どうか皆さま、心身ともにご自愛くださり良いお年をお迎えできますように。皆さまの上に豊かな祝福と、心の安らぎが満ちあふれますように(祈)。
地域リハ研究会
2014年12月25日
先日、地域リハ勉強会に参加してきました。
今回は、私が担当する利用者様を通して日々のリハビリの疑問や悩みを、すまぁとのスタッフだけでなく、他事業所の方に聞いてもらい、意見を頂き、大変貴重な機会になりました。
訪問でのリハビリは、病院に比べると1人で行動し判断することが多いので、今回のような勉強会は自分自身の技術向上、コミュニケーション能力が大切であることがより理解できました。今後も機会があれば参加していきたいと思います。
すまぁとから「クリスマス演奏会」のお知らせ
2014年11月21日

今年もやります、クリスマス演奏会。
アップデードして演奏メンバーに、清水宏樹 さんのバイオリンも一部加わります。
「第2回クリスマス演奏会」
とき:2014年12月23日(火・祝) 17時〜
場所:リハビリデイサービスすまぁと
入場無料
この度はご遺族様だけでなく、療養者さま、ご家族さま、関係者さま、お知り合い、皆様に起こしいただけます。よろしければどうぞ。お越し下さる方はご一報いただけたらと思います(*^_^*)
お問い合わせはこちらまで
078-593-2662 訪問看護ステーションすまぁと北支所 担当:原田
介護技術講習会に行ってきました!
2014年10月23日

こんにちは、理学療法士の宇高です。日増しに秋の深まりを感じる季節になりましたが、いかがお過ごしでしようか。
先日、多可町社会福祉協議会加美支部での、介護技術講習会に講師として行ってきました。夜6時からの講習でしたが、多数の方々に参加して頂き、大変うれしく思っております。
今回の講習会は、起居動作を中心とした内容で、実技に多くの時間を費やしました。参加者の方々には、大変熱心に実技に取り組んで頂きました。
施設勤務の方、訪問介護事業所勤務の方が多く、日々関わられているご利用者を想定したご質問を頂き、その場で介助方法などを考えながら進めていきました。また、参加者の方々が腰痛、腱鞘炎などの症状を抱えながら日々の業務をされていることもお聞きし、個別のご相談も頂きました。
来年、年明けに第二部がありますので、セルフコンディショニングも講習内容にしたいと思いました。また多くの方々に参加いただけると幸いです。
ホームページをリニューアルしました!
2014年09月12日

みなさま、こんにちは、管理者の原田です。このたびホームページがリニューアルされて、パワーアップしました。たくさんの機能が追加されて、コンテンツが盛りだくさんになりました。幅広い層の方々に見ていただいて、訪問看護や訪問リハビリ、リハビリデイサービスのことがもっと世間に周知されていけるようにしていけたらと思います。
ところで、先日6月21日に日本緩和医療学会で、すまぁと北支所のナースたちがポスター発表しました。テーマは「終末期の在宅療養者の家族は何をつらいと思っていたか?」です。ステーションの看護部門からは初めての学会発表でした。いろいろとみんな多忙な中で一生懸命がんばり、立派に発表を終えました。
この研究でわかったことはがん終末期の多岐にわたる症状や起こってくるたくさんの出来事の中で、家族が一番つらいと感じていることは、看護師の緊急連絡体制の呼び方、不眠、食事関連、などが大きく関連していたことでした。これらは、必ずしもケアする側の想像と毎回一致してはいないのではないかと考えます。このように、ケアする側が「つらいであろう」と考えることと、実際に家族が「つらい」と感じている事柄にズレがあることを知り、今後の援助に活かしていきたいと思いました。
介護負担感とはザリットという有名な学者が「親族を介護した結果、介護者が情緒的、身体的健康、社会生活および経済状態に関して被った被害の程度」と定義しています(Zaritet.al,1980)。この度の研究ではあえて介護負担感という言葉をさけて、あいまいであり、主観的な指標である「つらさ」に着目し、何が一番、がん終末期患者の介護について「つらかった」のかを調査を行いました。今後も研究を継続していくことで、患者さんとご家族さんの「つらかった」に引き続く思いが「でも、救われた」とか「でも、やり遂げた感があった」という結果につないでいけるケアを目指したいと思います。
医療者として、自分たちの活動や、現場で感じていることを世間に伝えていく事、後進へと引き継いでいく事はとても大切だと思います。私たちが日々の訪問看護・リハビリの経験から学んだ知識や技術はみんなの宝物なのです。これからも、学会・論文やホームページ、学生さん達への教育に携わること、などなど様々な場面で、いろんな媒体を使って試行錯誤して伝えることをしていきたいです。多忙な毎日に埋もれてしまうのではなく宝物はみんなでわかちあいたい。「魅せる看護&魅せるリハビリ」をあなたのために。子どもたちのために。
そしてわたし自身のためにも。