終末期事例を通して2
2024年10月07日
在宅看取りを決められたAさんとBさん。Aさんは日頃より「いつ死んでもいいが、ただ最後まで家で過ごしたい。」と希望していた。訪問看護介入期間は1ヵ月半.訪問看讀回数は24回.その間、医師の訪問診療は2回.ほとんど水分も摂ることができなくなり、適宜点滴も行いながら希望通り在宅でAさんは最期の時を迎える。妻のBさんは立派にAさんの旅立ちを見送った。介入当初、8さんは不安が強く、何をするにも自信が持てない状況でした。訪問の都度、経過や症状、まだその対応方法など丁寧にBさんにお伝えし、Bさんの思いや対応を肯定しつつ介入することで、Bさんのできることが徐々に増え、自信ややる気につながっていく姿がとてもよく分かりました.ご本人の持つ力を、看護師とのかかわりの中で引き出すことが出来た瞬間でした。看取りを経て、Bさんの中に芽生えた思いやその後については11月号に続きます。